海外で妊娠。
言葉も完璧に分からない、頼れる家族や友達もいない。
期待より不安を感じる日が多い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
妊娠期間によっては心配事も異なりますよね。
大丈夫、大丈夫です。
出産前に知っておくとよいことを自身の実体験をもとに3つのブロックでまとめましたので
是非参考にしていただければ幸いです。
※なお当ブログはオーストラリア・メルボルンの情報、実体験となります。
妊娠したかもしれないと思ったときは一番最初に何をすればいいのか?
妊娠中にしておくべきことは何なのか?
どんな検査が待ち受けているのか?

妊娠したかもしれないと思ったとき
検査薬で調べましょう
病院へ行く前に「妊娠検査薬」で調べましょう。
妊娠が初めての方!
妊娠していたら線が入るという妊娠検査薬がほとんどです。
うっすらとでも線が見えた場合は妊娠している確率は、かなり、かなり高いです。
オーストラリアの妊娠検査薬
検査薬はドラックストアで$5~20簡単に手に入ります。
”Pregnancy test”と言えばOKです。また、値段が安くても正確さは同じなので安いもので大丈夫です。
妊娠検査薬で調べて妊娠していると分かったら、次は病院へいきます。
日本なら直接産婦人科ですが、オーストラリアではGPへ。
GP(General Practitioner)とは
一般開業医のこと。専門家ではない、日本で言うと内科の先生のこと。
オーストラリアでは
・小児科に子供を連れていきたい
・皮膚がかぶれたので皮膚科へ行きたい
・目が痛いので眼医者へ行きたい
という場合もすべて一般開業医のGPを通さないといけない面倒くさいシステムなのです。
つまり、はじめにGPで診断をしてもらってから産婦人科へという流れ。
GPで何をされる?
➊GPではまずは本当に妊娠しているかどうかをチェックします。
(エコーはない場合が多い。)
➋血圧を測ったり血液検査をされることがあります。
➌子宮頸がんの検査を行うことがほとんどです。
この時に
・薬を飲んでいる方
・喫煙者
・お酒好きな方
そして心配事がある方はGPに相談してアドバイスをもらいましょう。
最後に産婦人科への紹介状をもらって終わりです。
どの病院にするかは自分で決められます。公立か私立病院。
普通の保険もしくは無保険なら公立がいいでしょう。
この時にかかった料金は60ドルぐらいでした。
保険の確認
オーストラリアの出産費用ご存知ですか?
無保険の場合100万円以上かかると言われています。
保険がない方は日本で出産されることをお勧めします。
飛行機代を考えてもそちらのほうが金銭的にはいいと思います。
また出産にはリスクがあるということをお忘れなく。
出産後に赤ちゃんが入院しなくてはいけない等のことが起きた時に無保険というのはあまりにもリスクが高いです。
保険に加入している場合
◎公立病院にかかる場合はメディケア、OSHC、プライベート保険に入っている人は
基本的に自己負担はありません。
主に自己負担するのは2つ
・1度あるエコーは約300ドル
・出産後にもらう薬
ただし【オーストラリアで妊娠した】場合にしかカバーされないです。オーストラリア滞在歴が大切です。
加入している保険の会社の契約内容を今すぐ確認しましょう。

出産方法を考えておく
まだ想像できないと思いますが「どんな出産のスタイル」にしたいか前もって決めておくのをお勧めします。
・普通の出産
・帝王切開・水中出産
・無痛分娩
オーストラリアでは色々と自分で選択することが可能です。
もちろん、希望は出産時の状況で叶わないこともあります。
痛みを和らげる笑気ガス(Happy Gas)はほとんどの方が使います。
また無痛分娩(下半身の感覚がなくなるエピドュラルという麻酔をうつ)もますます一般的になってきています。
オーストラリアで妊娠したかもと思ったら
①検査薬で調べる
②GPへ行く
③加入保険の確認
④出産方法を考える
日本から遠く離れる海外で妊娠した方の不安を少しでも軽減できるよう情報を発信しています。
妊娠中にしたいことは沢山あるかもしれませんが、「妊娠中にしておかなくてはならない」こともあります。
出産後に焦らないように、準備しておきましょう。

妊娠中にしておくべきこと
今住んでいる家の見直し
退院時に「赤ちゃんが安全に暮らせる場所がある」かという確認書類があります。
清潔感があって、静かな場所がいいですよ。
出産後に大勢で住むシェアハウス等はお勧めできません。
もちろん狭いワンルームでもOK!
退院しても終わりではありません。
日本では考えられませんがオーストラリアではナースやミッドワイフが退院後に自宅にやってきます。自分の家で赤ちゃんの体重を測ったり、体調をチェックします。
だから出産後の入院日数も平均2日なのです。(え?!)
退院時に向けて【チャイルドシート】と【ベビーベット】を購入
ベビー服を買った!先取りして靴まで買った!
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
その前に買うものとは…
チャイルドシート
オーストラリアでは規定で
「チャイルドシート付の車がないと退院させてもらえない」です。
出産予定日(Due Day)まで4週間切ったぐらいにはチャイルドシートを購入しておきましょう。
自家用車がない方は友達や送迎サービスに頼んでおきましょう。
ベビーベット
オーストラリアでは添い寝は推奨されておらず
ベビーベットに赤ちゃんを寝かせることをかなり押されます。
先ほども言いましたがナースや助産師が退院後に自宅にきます。
その時に「ベビーベットは?」と聞かれます。
私は友達から出産祝いにベビーベットをプレゼントしていただき
赤ちゃんが生まれて数日目でベビーベットの組み立てができました。
妊娠中にしておくべきこと
①住んでいる家の見直し
②【チャイルドシート】と【ベビーベット】を購入

妊娠中は色々と検査があります。妊娠期間が順調なら安心してくださいね。
注射が大の苦手な方や、赤ちゃんの検査の時に不安になることがあるかもしれませんが「妊娠中の自身と赤ちゃんの検査」についていつ、どんなものがあるのかを知っておくといいですよ。
妊娠中の検査
赤ちゃんの検査について
➊赤ちゃんの性別が知りたい
➋ダウン症などの染色体異常が分かる検査がしたい
妊娠10週以上であれば検査が受けられます。
➊の「性別を知りたい」については、公立病院の場合はエコーをしてもらえる場所に予約を取って行く必要があることがほとんどです。約$300の自己負担です。
私は公立のかなり大きい病院でしたが「エコー専門病院」へ行くことになりました。
結局最後までエコーは2回だけでした。赤ちゃんのエコー写真の合計は3枚。
➋は血液検査。
染色体異常がある、ダウン症である確率を知ることができます。
検査の正確さによって料金が異なります。
約80%か90%によって料金が違うのです。
※100%の検査結果はありません。
私はなぜか!!カルテが10歳も年齢が上で間違って登録されていたため➋を受けることを強く勧められました。
検査を受ける前に結果次第で「赤ちゃんをどうするか」という質問に答えなければならないので胸が痛みました。

ママの検査について
➊一番最初のGPで病気の検査
GPでどんな流れの検査をするの?
●どういう経緯で妊娠したか、出産したいかなど聞かれます。
●血圧を測って、次に内診をします。
子宮がん(cervical cancer)系の病気がないかどうかを調べます。
●尿検査をして再度妊娠しているかをチェック。
●血液検査(a blood test)でエイズ(HIV)B型肝炎(hepatitis B)等の病気を調べます。
⇒結果は約1週間後にでます
➋定期健診
妊娠が近づくにつれ、診察の期間も4週間ごとだったのが3週間、2週間と減っていきます。
➌12週と26週あたりに血液検査
久々の血液検査は緊張しますよね。
1日に試験管に6本分の採血が必要な時もあります。
これ様々な検査をするからです。
私はビタミンDが足りないのでサプリを薬局で$50のを買って毎日飲んでいました。
また家族から葉酸サプリが送られてきて飲んでいました。
家族から送られてきたサプリ→ ハイブリッド葉酸サプリ【mamaru-ママル-】
➍百日咳の予防接種
➎インフルエンザの予防接種(推奨されていますが希望者のみ)
妊娠中に受ける検査は、主にこの5つです。

検査・チェックされないこと
オーストラリアで妊娠して、定期健診にいくと1つ疑問に思うことがあると思います。
それは「妊娠中の体重」
一番最初に体重を測ったっきり、最後まで一度もありませんでした。
「体重測定はないのか。」と聞いたところ
「図りたかったら入口にあるから、測ったら?」と言われました(苦笑)
日本のように厳しく注意されることもなく、全くストレスは感じませんでしたが!
最終的に20kg体重が増加していました。(20キロ増加は人生2度目)
家に体重計があるかた「現状を知る」ということでは測ってみてもいいでしょう。
まぁ、妊娠中はストレスが一番の大敵なので気にせずにゆっくり過ごしてください。
妊娠中には色々と検査はありますが、お母さんや赤ちゃんのためです。不安やストレスに感じず幸せな妊婦生活を送られていることを祈っています。
妊娠中の検査は
①赤ちゃんの検査
②自分自身の検査
③体重はチェックされない
まとめ
妊娠中はゆっくりストレスを溜めないことが一番です。
海外。不安なことだらけだと思います。
沢山の方のサポートの中にこのブログがあったら幸いです。

コメント